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    くまもとらーめんブッダガヤ    

小田急は、当然のことですが小田原でおしまいになります。その先、箱根湯本まで行く電車はあるのですが、それは箱根登山鉄道線に乗り入れているだけなのです。
ん?そんなこたぁ、知ってらぁですと?そりゃ、失礼しました。

しかし、小田急で箱根に行くとか、小田原で新幹線に乗り換えて新幹線料金をケチるとか、小田原でJR在来線に乗り換えて伊豆に行くとか、ということはよくあるのですが、小田原で降りるという考えはなかなか出てきません。

でも、おすすめします、小田原駅途中下車。
改築されて橋上駅舎となって、ずいぶん明るい感じとなりました。駅舎のデザインも鈴木エドワード風(?)。

で、駅南口から駅広反対側の錦通りオープンモールを通り抜け、銀座通り商店街に突きあたったら今やシャッター通りと化した商店街を左へ。さらに、竹の花交差点を過ぎて2つ目の路地を右へ入り、さらに突きあたりの角に、古びた小さなラーメン店「ブッダガヤ」があります。
ちょっとわかりにくいのですが、なーに、近くに行くと濃いとんこつスープの香りがだだよっているのですぐわかります。

      ブッダガヤらーめん
 @900

 麺は、熊本系そのものの太い少加水直麺で、ポキッとした食感
 スープは、熊本系独特のマー油が多量に浮く、濃厚なとんこつしょうゆ味で、ドロッとした感じだが、全く臭みは感じられないもの
 ただし、しょうゆ味はあまり強くなく、塩味に近い
 トッピングは、ターロー2つ、キャベツ、くきわかめ、メンマ、半熟味玉半分
   

店は緑色のテント看板のみ新しく、他は時代を感じさせる雰囲気で、席数は詰めれば13席。
その雰囲気にあった、初老の店主夫婦が切り盛りしています。店主は、新宿の「桂花」で修行されたそうですが、その「桂花」の方向性をとにかく濃厚に追求し、すでに「桂花」を超えた味わいを生み出しています。

たぶん、この立地で、この濃厚な味は、一般受けするものではないでしょう。その証拠に、お客さんはほとんどが若い常連さんのようです。しかし、いつもいっぱいのお客さんでにぎわっているので、地域にこの味が根付いているにちがいありません。うらやましいことです。

できれば、新宿にご出馬いただき、「桂花」をご指導願いたいものです(^^)