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     麺処 遊 (ゆう)    

鶯谷の谷底に突如として出現する小さな店。しかし、その背後にはビッグなネームが存在しています。いや、背後霊じゃないんですけどね、なんとなくお守りにもなりそうなんです、この世界においては(^^)

2006年9月開店
1130-1500、1800-2130
不定休
台東区根岸1-3-20
鶯谷駅南口から跨線橋を渡り、階段を下りた先、左。
小さ~なお店ですので、見落とさないように気をつけましょう。

    中華そば+肉飯
@600円+400円
 麺は、白めの黄白色不透明の扁平中太直麺で、かなり硬さを感じるアルデンテ状態の仕上がりだが、食感は弾力のあるプリプリしたもの
 量は140g程度
 スープは、濃茶色濁のトリガラ魚系しょうゆ味で、煮干しと節の味と香りが強烈なもの
 たぶん使っているしょうゆも独特の味で、濃いめだが塩辛くはない
 トッピングは、周囲が焦茶色に染まり歯応えのあるバラチャーシュー厚手1枚、カイワレ、ネギ
 サイドディッシュの肉飯は、値段は高いが、ご飯の上にバラチャーシューが7~8枚が乗っており、ご飯も量が多いので、これだけでも十分お腹いっぱいになる
 特にチャーシューは端切れが混じっており、しょうゆが染みて味わいの深さを醸し出している
 また、チャーシューダレには魚粉が少々混ざることによって、魚の香りも感じられる
   
 (061028)


棟割りの店構えで、店内もかなんり窮屈な空間です。
客席はI字型カウンター5席に、壁にとってつけたような立食カウンター。キッチンはカウンター向かいにありますが、その間はブラインドで仕切られていて、調理作業を見ることは出来ません。ま、無理矢理見ようと思えば、お店入り口の脇からキッチンが見えるんですけどね。ですから、このブラインドがなんのためにあるのか、意図不明ではあります。
スタッフは、2人。

この狭い客席に、近くのお客さんはもとより、王子の「伊藤」から来たという連食組や、熱心にケータイで写真を撮っているお客さんなど、このラーメン界の住人が詰めかけています。
あ、その「伊藤」の店主の息子さんが、このお店の店主なんです。つまり、大きなネームとは「伊藤」のことなんです。
しかし、「伊藤」にはない肉飯などをメニューに追加するところなんぞをみると、こちらの店主としては、そんなネームに頼らなくても、自分で道を切りひらいていく気概ありましょう。