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    つけ麺屋 やすべえ 下北沢店    

最近つけ麺の店が流行っているようです。
しかし、なぜつけ麺が流行るのか?
そもそもわが国においては、そば切りに見られるように麺類を冷やし、つけだれに浸して食べるという食習慣があります。その習慣がどこから生じてきたのかは詳らかではありません。
筆者が思うに、それはたぶん醤油や味噌という醤醢(ひしお)系調味料の使い方と深い関係があるのではないでしょうか。
つまり、醤油や味噌は汁物の味付け以外にそのまま食材に「つける」という使い方があるのです。例えば、さしみやきゅうりなどは醤油や味噌(酢味噌だったりしますが)をつけて食べます。
そのような生食と麺類と関係があるのか?と問われると困りますけど、讃岐うどんや伊勢うどんでは醤油(他の調味料を加える場合もある)をかけて食べますぞ(「つける」わけじゃないケド)。

いずれにしろ、それがつけだれのルーツであるとすると、そのような摂食方法はわが国国民の精神と体にしっかりと染みこんだもので、いわば本能的な行為といってもよいのではないでしょうか。
そして、さらに経営としていえば、ダシを多量に消費しないつけ麺は経営的見地からみてもより有意であります。
つけ麺の店が流行るのもむべなるかな。

と、長い前振りを書いたのは、この「つけ麺屋やすべえ」がつけ麺専門店のハシリということもあるのですが、すでに他支店をいくつか調査ずみであまり目新しい情報がないため、短くなりがちなレポートの埋めぐさでもあるのでした。

2007年3月開店
世田谷区北沢2-12-15
1100-2600
無休
下北沢駅南口の階段を降りたら、目の前にある「ベルモ」の角を左に曲がり、ソニー専門店「AVIC」の先の交差点、右側の角にあります。


    つけ麺中盛
@680
 麺は、淡いベージュ色の極太直麺で、柔らかめ
 量は、皿込みで1400g(^^)となるようにスケールで計っている
 ゆであがりの量はそれより5~60g多いようで、その分はザルに残している
 つけだれは、薄茶色透明のとんこつ魚介しょうゆ味で、ダシが薄く、甘味は強いが酸味、辛味は少ない
 味の補正として、カウンター上の魚粉を大量に投入すると、まあなんとかなる感じ
 スープ割りすると、ダシの味もそれなりにするようになる
 トッピングは、棒切りチャーシュー少々、のり1枚
 写真の味玉2/2は、2人連れに席を譲ってあげたら、そのお礼ということで追加してくれたもの
   
 (061214)


店は、以前「一休」というラーメン店があったところで、立地としては申し分なしです。

店内にはいると、I字型カウンター7席のみの狭い店で、客席後方には荷物棚もあり、席の後ろを通るときは要注意。キッチンも狭い。

今や押しも押されもしないつけ?専門の大チェーン店となった「つけ麺屋やすべえ」。
これからも、経営のみならず、味の方も力をぬかずにいれば、成長をつづけていくでありましょう。