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    中華そば ふくもり    

環七の246との交差点近辺はなかなかのラーメン集積路線でした。と、過去形なのは今後は路駐禁止で新規出店はあまり見込めないと思うからです。
その代表格は、なんといっても「せたが屋」でしょう。しょっぱい味付けに平打ち太麺で、これこそ労働者の食べ物ラーメンのイメージを打ち出し、しかもそこそこソフィスティケートもされているところにうまさがあります。

さて、その「せたが屋」の向かい側にできたのがこのお店。そして、実は「せたが屋」の関連店ということだそうです。

2006年12月開店
世田谷区野沢4-9-18
1200-1500、1800-2400
水休
駒沢大学駅から246号線下馬交差点を経て環七外回り側歩道を南に向かい、野沢銀座バス停のちょっと先にあります。


    肉つけぶと(大盛)
@1100円
 麺は、濃いベージュ色の多加水角断面極太直麺で、強い弾力とコシがあり、食べるというよりムグムグと噛んでいくという感じ
 ゆで時間が10分ほどかかる
 量は、大盛で450g(並は300gで150円安い)
 麺の丼とほぼ同じ大きさの丼に入ったつけだれは、濃茶色強濁のとんこつ魚介系しょうゆ味で、魚粉と豚ひき肉が入っており、脂多め、辛味少なめ、酸味はない
 塩味は見た目ほど強くなく、煮干し中心のダシと魚粉の香りと味わいが支配的
 スープ割りすると、タレのかなり捨てて新たにダシをつぎ足すので、魚介系の香りと味が強く感じられる
 このスープ割りを飲み干すと、丼の底に大量の黒い魚粉と茶色いひき肉が残る
 トッピングは、厚いが柔らかいモモチャーシュー10枚ほど、極太のメンマ4本、極小のナルト1枚、のり1枚
   
 (070224)


このお店は以前は「池袋大勝軒環七野沢店」でしたが、その時の黄色い看板がそのまま使われているようで、一見すると大勝軒の店名とメニュー変更のようにも感じられます。が、もちろん経営も味も全く違います。
店内は、かなり広く、壁向きのI字型カウンター4席、6席(2席+4席)テーブル2卓、奥に座敷があり4席テーブル4卓があります。スタッフは2人。
座敷の入口には木製の靴箱にスノコがあり、なんだか銭湯風ですねえ。ついでに、キッチン前のカウンターも相当背が高く、番台に見えなくもない?
ゆで時間が長いためか、本棚一杯のマンガが準備されています。

マンガだけではなく、座敷には幼児用のイスが準備されているように、子供連れのファミリーも歓迎されており、地域密着路線も取り入れられています。味わいは、労働者のラーメン(つけ麺)ですけどね。
そんなこともあり、路駐禁止の環七路面店でも、長く生き残っていくと思います。
店と称されるよう期待したいものです。