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    豚そば家 大大 (だいだい)    

せたが屋」の3店目(お店というハードを考えると2店目(^^ゞではありますがラーメンというソフトでいえばということです)となるお店。

しかも、その3つめのソフトも、トライアンドカットで提供されています。すなわち、いくつかの商品に対するお客さんの評価を投票形式で反映し、選定したそうです。
まさに、CSのお手本のような商品展開戦略ですねぇ。

自由が丘駅正面出口から、南へ進み踏切を渡って二つ目の角を左に曲がり、魚菜学園を左に、「ひぶすまや」を右にみながらさらに進むと左にあります。

    味噌玉二刀麺(地鶏の味玉付)
 @900

 麺は、なんと極細ちぢれ麺と、太ややちぢれ麺とが半々入っている
 もちろん混ざっているわけではなく丼を2分割した形である
 このことを指して「二刀麺」と称している
 いずれも、黄色い少加水麺で、固めの仕上がりで、量は少なめ
 スープは、少しとろみがある、黒灰色というか泥のような色の完濁味噌味で、かすかにウコンかクミンの香りと唐辛子の辛さが感じられるが、もちろんカレー味ということではなく、かといって味噌の風味も強くない不思議な味わい
 トッピングは、鶏団子3、ダシガラかもしれないが豚そぼろ、白身はきちんと固く黄身は全体にトロリとした半熟味玉でしっかり味の付いたもの
 
   

実は、上述の投票で選ばれたのは、とんこつ帆立風味の「豚そば」で、「二刀麺」は落選した方なのです。しかしその後、お客さんからの熱い期待に応えて、再登場となったそうです。
2種類の麺を別ザルで、しかも時間差をかけて茹でるという面倒な手間がかかる商品であるのに、お客さんの希望に応えて出すことにしたというそのことをとっても、いかにCS優先のお店かわかろうというもの。

店内は、ふんわかとしたチャイナテイストで、カウンター上の欄間に中国風の透かし彫りがあったり、カウンター上の名刺入れも中国風のミニ箪笥だったりします。
しかし、それほど主張は激しくなく、店舗デザイナーのちょっとした遊び心なのでしょう。

こういう商品戦略やセンスのよいお店がなぜか自由が丘に周辺に集まるんですね。一体それはなぜなんでしょうねぇ。