嗟哉

		嗟　哉　（あなや）
		初台駅付近には、ラーメン店が集まって来つつあります。その理由は今一つわかりませんが、まさかコンサート帰りの皆さんが、ラーメン食べながら興奮を癒し、音楽の評価で談笑する訳じゃありませんよね。初台を降りてオペラシティ側の出口から、オペラシティの西側の道を水道道路に向かって歩き、水道道路との交差点を渡った突き当たりにあります。
			濃厚魚出汁ラーメン（太麺、２２０ｇ）　＠7００　麺は、黄色くもっちりした食感の中太麺だが、面の表面がツルツルで、スープの絡みがやや少ない　スープは、黄土色濁のとんこつしょうゆ味で、魚系の香りと味わいがまさに濃厚に感じられるもの　無化調のためがつんと来る強さは感じられないが、ついつい全部飲み干してしまうほど　トッピングは、ほどよい煮加減で味のある厚めバラ肉ラウンドチャーシュー１枚、小松菜、メンマ
		交差点の中に入口があるという抜群のわかりやすさの立地。客席に近所のおじ・おば(^^ゞもならぶ、気の置けないお店です。店内は、かなり広いオープンキッチンに寸胴鍋が林立している様子から、スープに気を遣っていることがよく見てとれます。Ｌ型カウンターだけ１１席の小さな店でスタッフも店主一人ですが、こうした多数の寸胴鍋の管理などを考えると、とても手が回らないので、今後は夜だけでもバイトを入れるつもりだそうです。また、店主の研究熱心さは、はやりのコラボレーションまで進み、「我流旨味ソバ地雷源」、「豚濁和出汁ソバBASSANOVA（旧「ＴＯＮＫＯＴＳＵ・ＲＡ-ＭＥＮ　ＢＡＳＡＲＡＫＡ・ＮＡＲＵ」がリニューアルしたお店）」との共同開発商品を売り出しています。今後の研究にも大いに期待したいものです。ただし、研究熱心のあまりか、店名の漢字は難しい。凡人にはとても「あなや」とは読めませぬ。