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    ラーメン国技館 東京場所 の世界    

ラーメンを食べて健康上不安があるものといえば脂肪ですね。
体に着いた皮下脂肪を代謝するもの食品成分としては、お茶に多く含まれるカフェインが有名です。茶葉の芽の部分に多く含まれますので、芽を使用する上質のお茶ほどカフェインが多いと言われています。
脂肪が気になるソコのあなた!できるだけ値段の高〜いお茶を飲みませう!

しかし一方で、カフェインは強力な覚醒作用もあり、お茶を飲み過ぎると眠れなくなります。
そういえば、日本史でこんな狂歌を習ったことがことがありましたね。

泰平の眠りを覚ます上喜撰  
  たった四はいで 夜も眠れず


江戸末期に、ペリー提督が日本に開国を迫るため、4艘の黒船を率いて浦賀にやって来たときの徳川幕府の慌てぶりを、「蒸気船」と上等な宇治煎茶「上喜撰」にかけて歌ったものです。
慌てる幕府は無駄な公共事業に走り、東京湾に沿岸防御のための砲台を置くお台場を7カ所建設したのでした。

そのうちの第3台場南側を埋め立てた13号地には、現在、巨大な臨海副都心ができています。
そして、新交通「ゆりかもめ」の、その名も台場駅の近くにつくられた複合商業施設「アクアシティ」内に、ラーメンコンプレックス「ラーメン国技館 東京場所」が開店したのです。
ふ〜っ、やっと話が繋がりました。

2005年1月開店
港区台場1−7−1アクアシティ5F
1100〜2300
無休
店舗=6店舗
、醤油ラーメン専門店醤油問屋いち彦じゃん、(麺)えるびす、
尾道らーめん柿岡や、麺屋極一(ごくいち)
竹麓輔商店、
九州筑豊ラーメン山小屋
開設期間 2008年まで


どんとこい





 国技館の寄せ太鼓は、
ドンドンドントコイ カネモッテドントコイ
と打ち鳴らされる
 が、ここではもちろん太鼓は鳴らぬ(^^)
 ちなみに、結びの一番終了後は跳ね太鼓で、デッテケ、デッテケと鳴るのだ

 アクアシティ5階フロアの大型店舗用区画を改装してできたものだが、通路にはなんとなく大相撲の雰囲気がでるようなしつらえがなされている

 区画内に入ると、吊り屋根があり、なんとな〜く番付風の店名板が掲げてある

 いずれにしろ、歩いているのはカップルばかり、ウムムムムムム

 麺屋 極一(ごくいち)
黒とんこつ極め醤油
 @700円
 わずか1年で新興勢力となった新潟出身のチェーン店(^^)
 店内は、赤がテーマカラーのかなりハデなものだが、壁面にあしらわれた割竹が落ち着きを与えている
 麺は、博多風を模したのか白めの細麺で柔らかめのもので、量が少なく替え玉が必要
 スープは、茶色濁のとんこつ白湯しょうゆ味で、和歌山の濃厚醤油を使用したもの
 マーユ風だがやや薬臭さもある香味油が多量に浮かぶが、全体にはさっぱり系
 トッピングは、板のような大ぶりのメンマ3本というより3枚だな(^^)、薄い塩味のバラロールチャーシュー1枚、もやし
 全体に、熊本風だが、麺は博多風で、スープはちょっと和歌山風の味わいという、とんこつ系のミックス

 九州筑豊ラーメン 山小屋
ラーメン
@650円

 店内は、シンプルかつ質素な造りで、たぶん東京場所の中では一番空いている
 しかし、ラーメンは、正真正銘の博多風
 麺は、やや太めの部類の白いそうめん風細直麺博多風で、ただでさえバリカタ、量は少ない
 スープは、トロミが感じられる白いとんこつ白湯塩味のかなりしょっぱめのもので、化調もしっかり
 トッピングは、薄いバラロールチャーシュー2.5枚、塩味?のメンマ、キクラゲ、残念ながらはじめからすりゴマ 

 さて、このラーメンコンプレックスは、商業コンサルタント「ビジュアルジャパン」の企画・リーシングです。
そもそも同社のテーマレストランコンプレックスは、立川中華街が始まりですが、その後大阪の「泉ヶ丘ラーメン劇場」でラーメンコンプレックスに成功し、「武蔵浦和ラーメンアカデミー」、「光町ラーメン名作座」、「ラーメン国技場仙台場所」などと展開してきたものです。
こうしたコンプレックスのリーシングでは、どこも同じような店舗展開とならざるを得ず、使い回しとか御当地ラーメンの偽造などと酷評される面もありますが、ま、ラーメンというのはどこも同じといえば同じで、個人商店でやることはたぶんできないのですから、そもそもそれぞれに個性的な店揃えということを期待する方が無理というもの。
たとえて言うなら、全国の百貨店のブランド商品に個性を求める客はいないのですよね。

それはともかく、この立地はスグレモノで、デートには最高の場所でしょうか。
もっとも、ムカシムカシ、デートで麺類を食べるのは御法度だ、という話を聞いたような気もしますが。なんたって、食べるときのあのずるずる、じゅるじゅるという音は、百年の恋も冷める(←ありゃりゃ、表現が古いナ)に十分な雑音です。
でも、ま、好きこそもののあわれですから・・・ん?