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    染 谷 製 麺 <閉店>    

江古田には、日本大学芸術学部、武蔵野音楽大学、武蔵大学と、3つも大学があります。しかも、そのうち2つは芸術系です。
ということは、すなわち江古田は文化香る街ということになりますね。
ということは、「どうもσ(^^)達には敷居が高そう」ということになりますねぇ。

いやいや、そんなことは全くありませんです、ハイ。
芸術系といっても、学生さんの街ということには変わりありませんからね。
あるのは、コンビニ、定食屋、居酒屋、ラーメン店、携帯屋。
ラーメン店は10店舗以上あるようです。
そうそう、美容院、古本屋が多いというのも、経堂に似ていますね。

で、特徴的な麺を引っさげて(いや麺箱に入れてというべきか)、江古田のラーメン界に乗り込んできたのが「染谷製麺」。
もともと製麺所だそうで、「@家(きむらや)」<店名変更>などラーメン店にも麺をだしているという情報もあります。

2004年4月開店
練馬区栄町4-8柳ビル1F
1100-2500
不定休

2005年8月閉店しました。
こだわりの麺だけに、その単価の高さと立地が不一致すぎた、というところでしょうかねぇ。
跡には、2006年5月「らすた江古田店」が開店しました。

    染谷製麺
 @880
 麺は、もちろん自家製麺で、ゆでる前は彩度の高いオレンジ色に近い黄色の低加水細麺で、固めのゆで上がりで、ゆで上がりの色はたぶん黄色だが、マー油にまみれているので茶色に見える
 口に入れると、卵の黄身の味がだんだんにじんわりと感じられるもので、もこもこっとした舌触りだが、後半は残念ながらスープを吸ってだれかげんになる
 量は少なめなので、替え玉が必要かも
 スープは、茶色濁のとんこつ白湯しょうゆ味で、さっぱりした味わいだが、表面に多量の黒いマー油がかけられているので、排骨の油とあいまって強いコクが感じられる
 トッピングは、小ぶりだが注文後に揚げた熱々、サクサクの排骨1枚、これも小さいが厚めで歯応えもある肩バラチャーシュー1枚、半熟玉子1/2、もやし、とかなり多彩だが、880円という値段を考えると妥当かもしれない
                       (050516)
   


左右に「一子相伝」「技心伝承」、上に「炭酸卵麺」と店名の看板の掛かった門構え風の入口を、大きな白いのれんをかき分け、木の引き戸を引いて店内に入ると、店内は、タイル張りの壁に小麦粉の袋のオブジェや製麺行程の写真などが掲げられており、ちょっとした製麺博物館になっています。
客席はL型カウンター12席。スタッフは店主1人。
カウンターは、木製ですが、あえて剥げさせたようなペンキ塗りのもの。

麺については、独特の味わいとかなりの投資を行っていて、それがまさにウリなのですが、開店当初の太麺(現在はメニューには細麺しかありません)は今以上の極めて高い評価を受けていたようです。
う〜む、これはぜひ太麺の復活を期待したいものです。