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    おきなわすば 首里製麺    

新宿から京王線でたった2駅目の代田橋。駅から大きな歩道橋で甲州街道を渡った先にある杉並和泉商店街は、2005年から「沖縄タウン」としてうちなあムードあふれたまちづくりが進められています。なぜ「沖縄タウン」なのかは、商店街のホームページをご覧頂くとして、商店街の中にぱらぱらと沖縄風の飲食店や物販があるのはなかなか面白いものです。

その「沖縄タウン」を代表するようなお店がこの「おきなわすば 首里製麺」です。
「すば」というのは、「そば」のうちなあぐち(沖縄語)ですね。うちなあぐちは、母音がア、イ、ウの3つであることが特徴ですので、「そ」が「す」に変化したわけです。
しかし、沖縄で、しかもそば粉も入っていないのに、なぜ「そば」なのか?「沖縄そば博物館」によれば、沖縄そばの原型といわれる中国人コックが調理した麺を「唐人そば」と名付けたところにその由来があります。
ともあれ、まぎれもなく中国をルーツとした麺類であり、ラーメンと兄弟であることは確かでしょう。

杉並区和泉1-3-16
1130-1500、1800-2300(土日祝は通し営業)
水休
代田橋駅から路地状の商店街を北に向かい、甲州街道を歩道橋で渡ります。階段を降りたら左へ、つまり甲州街道北側歩道を新宿方面に進み最初の角を左に折れ、商店街に入ります。角の入口には、チープだけどなんとなく沖縄風のWelcome Gateがあります。商店街に入った先、左側にあります。沖縄風の赤瓦が載った軒がつきだしていますのですぐ判ります。


    沖縄すば
@700
  麺は、淡いベージュ色の低加水極太ややちぢれ平打ち自家製麺で、モグモグと噛む硬いものだが、表面はやや溶け加減
 普通の麺以外に、全粒粉を使った「おばあの麺」というのもある
 スープは、ほんの少々濁った透明なカツオ・コンブダシ塩味
 結構サッパリしているので、刺激が欲しい場合はこーれぐーすを少々振り入れるべし
 トッピングは、柔らかで骨のないソーキ1枚、もずくかアーサの入ったつまみ上げ風かまぼこ1個、太いもずく少々、薬味ねぎは博多ネギと長ネギ
   
 (070213)


 木を多用した外構は軒の赤瓦と相まって、いい感じに「てーげー」な雰囲気を醸し出しています。店内も落ち着いた内装です。
 客席は、I字型6席。スタッフは、店主を入れて2人。
 カウンター上には、こーれぐーすの他、ビバーチ、一味、紅ショウガが置いてあります。

 沖縄すば以外にも、泡盛、つまみが置いてあり、ちょっと飲んでからということも可能です。仕事帰りのおとうもちょっと立ち寄れるような地域に根付いた人気店になっています。