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    つけ麺 清勝丸 (せいしょうまる)    

ラーメン激戦地である経堂は、ラーメン店の入れ替わりも激しい土地柄。まあ、土地柄でラーメン店の盛衰が変わるわけではないのでしょうが、中高年と若者に二極化した住民層の中では、経営もなかなか難しいに違いありません。

さて、その中でもクルクルとお店が替わっているのがここです。
ここは、もともと独特の味の世界を提示した名店(であり、店主の酔っぱらい加減も名物だった)「室蘭ラーメンろくあじ」、その跡にできた「九州大牟田ラーメンきらら」、その跡にできた(のか業態変更なのかは不明の)「あぶり焼豚ばってんや×’」、そしてそれがいつの間にか消えて、できたのがこのお店。

2007年9月開店
世田谷区宮坂2−19−1
1130-1500、1800-2300、日祝1130-2000
無休
経堂駅南口から左へ出て、ピーコックの脇の本町通りを道なりに進むとすぐ左。


    つけめん大盛)+ねぎ(白)
 @820+100

 麺は、浅草開化楼製の濃ベージュ色極太ちぢれ麺で、かなりブリブリした食感で、噛んでも歯を押し戻すような弾力があるもの
つけだれに漬けずに食べると、パンのような香りがフッと感じられる
量は、360gとあるが、実感としては300g強程度か
つけだれは、茶色強濁のとんこつ魚介しょうゆ味で、濃厚な味わいに加え、魚粉がかなり入っており、さらに海苔にも魚粉が載っている
酸味、辛味はあまり感じない
スープ割りは、頼むとポットで出てくるタイプで、自分で量を調節できるのはありがたいが、中身は薄い節系のスープというかほとんど白湯状態といえるもの
トッピングは、海苔のほか棒切りチャーシュー少々、半熟味玉1/2、メンマ少々

   
(070907)


ガラスの折りたたみ戸だった「ばってんや」時代とはガラッと雰囲気も変わって、折りたたみ戸が波板の外壁に変更され、一応現代的ともいうべき外観ではありますが、店内が見えないので初めての人はちょっと入りづらいかも
その波板の外壁に、酒、食材、肉、鰹節、麺の納入業者名、さらに冷機の納入業者名まで木札に書いて貼ってある
これは協賛料かなにかをもらっているのでしょうか
店内に入ると、客席周りは少し手が入っていますが、基本的には居抜き状態
客席は凸型18席
スタッフは、開店対応(実は開店日に訪問した)のためか5人(その後は4人体制となった)

メニューには中華そばもありますが、つけ?がメインのお店です。つけ?では方向性が似ていいる「稲荷」もありますが、味のレベルはともかくとして並ばないで済むという意味ではこちらの方が有利でしょうか。そういう意味で、これからも結構うまく生き残っていくに違いありません。
ただ、学生さんが多い経堂ですので、麺の量は値段相応に多くする必要があると思いますけど。