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    彩流 (さいりゅう)    

浦和名物は、もちろんレッドダイヤモンズであります。
飲食店系では、まずは、当然ではありますがレッズファン御用達のお店「酒蔵 力」でありましょうが、その次には、なんといってもラーメン店がきますね。
それは、なぜか?
意外なことに、浦和にはラーメンの名店が多いのです(正確には多かった、というべきかもしれませんが)。
まずは、春日部に行ってしまった「羅麺家 匠」、FC展開に力が入ってしまったためかレベルが下がったといわれることもある「自家製麺 さいたま屋」、多店舗展開していても未だ健在な「麺匠 むさし坊」などなど。
あ、それになんとゼネコンが経営している武蔵浦和「ラーメンアカデミー」も。

そんな中で、比較的新しい名店に位置づけられるのが、ここ「彩流」なのです。

2005年8月開店
さいたま市浦和区常盤4-16-22
1100-1600
月休(月が祝日の場合は火休)
浦和駅西口から、西方向へ進み、とにかくR17に出ます。出たら、その東側歩道を北へ進み、浦和警察署の前まで来たらその先の歩道橋脇の細い道路を右へ曲がると、すぐ左にあります。


    特製醤油豚骨つけ麺(大盛)
@1000円
 麺は、白めの低加水ややちぢれ中太麺で、幅が不揃いなので手打ちのようにも見えるが三河屋製麺製らしい
 仕上がりが、結構硬めで、ちりちりと不揃いのところが唇に好ましく、つけだれの絡みもよい
 量は、大盛は普通盛の倍で200gと表示されているが、それほどでもないと感ずる
 普通盛は、そば屋のような竹の半割のような器に上品に盛られているが、大盛はただの丼
 つけだれは、濃茶強濁のとんこつトリガラ白湯魚粉しょうゆ味で、酸味、辛味はほとんどなく、塩味も見た目ほど強くない
 ひたすらとんこつと魚粉の強い味わいが支配的であり、しかもドロドロ度(^^)が極めて高い
 このドロドロ度とチリチリの麺の相乗効果で、つけだれがどんどん口に入ってくるためか、食べている途中でやや飽きが生じてしまい、カウンター上の酢で味の変化を付けたくなる
 スープ割りは、和風と豚骨の2種から選べるが、和風の方が変化が感じられてよいだろう
 トッピングは、デフォルトでつけだれ中に棒切りチャーシュー2~3本、特製の分が別皿で肩ロースチャーシュー、モモチャーシュー各厚切り1枚、甘みの強い半熟味玉2/2、細いメンマ多め、水菜少々
   
 (070227)


小さな一見プレハブ風の平屋建て一軒家ですが、店内は木の縁甲板張りの天井と壁、木のカウンターなど、素朴ながら暖かみのある内装は喫茶店か山小屋風です。
客席はI字型カウンター8席、その後方はもともとテーブル席があったかのようにも見える広い空間で待ち客用の木のベンチが置いてあります。

店主は、大泉学園「十兵衛」で修行をしたようで、味わいはまさに同系統ですが、ドロドロ度というか強烈度は「十兵衛」を超えて進化しているといって差し支えありません。ま、超えた方がいいのかどうかは別としてデスね。

今後の進化も含め、注目度の高いお店です。
立地の割に高めのお値段が気になりますが、桜印が怖くない方(^^)は、ぜひ。