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    しなそば嚆矢 (こうし)     

しなそば=支那そば=中華そばですが・・・
それはともかくいまだに「支那」という漢字が単語登録されておらず変換できないかな漢字変換プロセッサがあるのですねぇ。
しかし、そうなるとシナチクはどうかいな、という議論がありそうですが。って、いまどきシナチクは使わんだろ、メンマちゅうのが一般的だし。

このお店は、某国に配慮して漢字を使わなかったとか、漢字を知らなかったわけでは、もちろんありません。なにせ、最高学府東大の前にあるんですからね。それが証拠に、「嚆矢」というあまりにも難しい言葉を使ってるじゃないですか。ふつう、読めんでしょ、こんな字。

嚆矢=(1)かぶら矢のこと  (2)昔、中国で戦いを始めるときに敵陣に向かってかぶら矢を射たところから物事の始まり 
かぶら矢=矢の先と鏃(やじり)との間に卵形の装置である鏑(かぶら)をつけた矢で、射ると大きな音響を発して飛ぶ
(以上Yahoo辞書)
う~む、このお店は、しなそばの始まりなのか・・・
それにしても、難しい字ばっかだなぁ
やはり、東大前だけのことはあるね

2004年5月開店
目黒区駒場2-4-6
1130-1400、1700-2100
水・木休
駒場東大前駅から、東大と反対側に出て、公務員宿舎の前の坂をぶらぶらと上がっていくと、右側にあります。


    わんたんめん
 @1000

 麺は、黄白色でかん水少な目の不透明細ちぢれ麺で、茹で上がりも固く、プツプツとした食感
 スープは、薄茶色透明の、とりがら魚系しょうゆ味で、魚系の香りが比較的強いが、いずれのだしも控えめで、塩味も控えめだがが、決して味わいが薄いというわけではない
 トッピングは、いかにも叉焼という感じの大ぶりモモチャーシュー2枚、細いシナチクじゃなかったメンマ(^^)、大きめのジューシーなわんたん5個、のり1枚
 わんたんは、写真の小皿に付いてくる赤い辛いタレ辡椒(ラーチャ)を酢で溶いたものに付けて食べる
   
 (050220)


大きなちょうちんに大きなのれんのかかった入口は入ると、比較的ゆったりした店内が広がります。客席の床は、集成材ではありますがフローリングとなっており、奥行きの広いカウンタ、黒いクロス貼りの壁とあいまって、落ち着いた雰囲気をかもし出しています。
J型カウンタ12席のみ。元祖でぶやから抜け出てきたような茶髪の店主が、愛想良く対応してくれます。

この店主は、「はるばるてい」で修行されたそうで、「はるばるてい」の居酒屋風ラーメン店の雰囲気を生かしたくつろいで楽しめるお店を目指しているそうです。メニューや味わいもベースは「はるばるてい」ですので、いつも行列の「はるばるてい」になかなかいけない場合は、こちらを狙うのも手でしょうか。
東大の学生さんと、国家公務員のみなさんに独占させるのは、もったいないですからね。