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    竈@空海 (かまど・くうかい)    

ラーメン業界は、一国一城の主の集まりです。それぞれの店主が、創意工夫で新たな味を切り拓き、その味を開拓を心待ちにしているたくさんのファンがいる、という狭いうえに特殊な飲食業界としては実に望ましい競争状態にあるからです。

しかし、一国一城だけでは味の広がりに限界もあり、最近では新たな経営手法も生み出されてきました。同じお店が2つの異なった味のメニューを提供するセカンドブランド、異なるお店同士が協力して新しい味のメニューを提供するコラボレーションがそれです。

この「竈@空海」は、コラボレーションの進化形、というか、まあ織姫と彦星が出会ったようなもので、新宿に本店がある(といっても大久保が最初でしたが)「竈KAMADO」と、渋谷が本拠(といっても参宮橋が最初ですが)「∴麺屋空海」が、意気投合して、池袋に新店まで出したというもの。

2006年4月開店
豊島区西池袋1-37-8 ロサ会館1F
1100-2900
無休
池袋駅西口から西へ進み、西口五差路交差点を右折。その先、ロサ会館裏側の1階。


    特製濃厚とんこつ
 @800

 コラボによるラーメンの1作目
 麺は、黄色みの強い平打ちややちぢれ中太麺で手切り風の太さ不揃いのもののため、硬くはないがチュルチュルとした食感でなかなか
 量は130g程度か
 スープは、かなり濃厚なトリガラとんこつ白湯しょうゆ味で、唐辛子の辛みが京都風にピリッと効いており、表面には多量の揚げニンニク、厚い脂の層に加えてさらに焦茶色のマー油風魚油が上からかけられ、一層の濃厚さを演出している
 トッピングは、トロトロだが薄いバラロールチャーシュー1枚、生に近い炒めモヤシ少々、メンマ
 丼がちょっと小さめで、そのぶんスープが少なく、替え玉50円?を食べるには不足するかも
   
 (060523)


入口の上に貼り付けられた、赤と黒の大きなロゴマークの下をくぐって店内に入ると、デザインされたシンプルな空間にジャズのBGMと、このあたりにしては(^^ゞぐっとおしゃれな店構え。
客席は、逆リの字型カウンター14席に、2席テーブル2卓。イスは、おしりの形にくぼんだもの。
スタッフは黒Tシャツの3人。

お客さんには女性も目立つ、なかなかの雰囲気ですが、味わいはともかくこのお値段は結構強気すぎるかもしれません。しかも大盛無料という池袋の常識をくつがえす、替え玉方式も強気の上塗りではないでしょうか。
今後の健闘をお祈りしますです。