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    壱 刻 家 <閉店>    

農大通り南端近くに2003年2月開店した、台湾ラーメンと台湾料理の店。

確かに台湾というか中国は麺料理のルーツの国ではありますが、ラーメンというのはそのルーツから別れて独自の発展を遂げた日本独特のものですよね。
となると、台湾ラーメンって、なに?
という疑問も湧きますが、その驚くべき結論については、以下をお読み下さい(^^)

閉店しました。閉店後には、三河とんこつ穂の國が開店しました。

     
台湾ラーメン大盛
 @750

 麺は、黄色みの強いややちぢれ細め直麺で、ゆで上がりは少し柔らかすぎるか
 スープは、やや茶濁のしょうゆ味であるが、トッピングの唐辛子の辛さがけっこう効いているので、確実に味を感じ取ることができない
 トッピングは、しょうゆ系のタレで煮込んだ豚挽き肉と長めに刻まれた生ニラ、刻んだ干し唐辛子
   
 
店内は、カウンターとテーブル席で、かなり広い。が、スタッフは2人。これで、料理の注文が集中したりすると、かなり大変ではないでしょうか。

それはともかく、この台湾ラーメンとはなんなのでしょうか?
実は、台湾にはこんなラーメンは無いのです。
では、どこがルーツか?それは、名古屋にありました。でも、それはやはり台湾の影響を受けたというのです。
なんだか、ヤヤコシイ。
名古屋の某有名店の店主が台湾旅行に行った際、彼の地の「担仔麺」、いわゆる台南タンツー麺ですね、に感銘を受けて、自分の店でその味を再現しようとしてできたのが、名古屋名物台湾ラーメンのルーツらしいのです。
担仔麺というのは、ご存じの方も多いと思いますが、もともとは下げ振り(行商でんな)で売っていたのが、いまでは屋台で出てくる小さな丼入りのさっぱりした麺で、確かに味付けミンチがちょっと入っています。味は、そのミンチと香菜が担っています。

で、その香菜の代わりがニラということでしょうか。しかし、唐辛子は名古屋独特と言っていいでしょうねぇ。辛いのは、担々麺ですから、「担」の字は同じですが、えらい違いがありまっせ。

ま、台湾料理というのは、「かくれん坊」でちょっと出てきはしますが、経堂としては新しいジャンルですので、その成長が楽しみです。