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    不如帰 SOBA HOUSE HOTOTOGISU    

幡ヶ谷周辺は、六号坂商店街にあった「麺屋 八蔵」が松陰神社駅近くに移転した後、しばらく鳴かず飛ばすでありましたが、2005年にはいくつかの新店ができ、さらに2006年に入ってからは不如帰を先頭?に特徴あるラーメン店がしぶき?のように飛んでまいりました。

2006年1月開店
渋谷区幡ケ谷2-47-12
1100-1500、1730-2130
金休
幡ヶ谷駅北口を出て、新宿方向に進み、六号通り商店街に入って、しばらく北へ。途中、とんこつラーメン店「一英」があるので、その角から左の裏路地へ入ると、その先左にあります。


    支那たけつけそば
 @850

 麺は、白めの透明感ある多加水ちぢれ太麺で、つるつるした表面で、プルプルの食感
 量は、200g弱
 つけだれは、茶色やや濁のとんこつ魚系+はまぐりダシのトリプルスープしょうゆ味
 とんこつ魚ダシはダブルスープで中鍋にあわせて温めており、これに別鍋のはまぐりダシを加えるもの
 かなり、はまぐりダシの香りと味わいが突出しており、貝好きの方にはたまらないであろう
 店内にも、はまぐりダシの香りが充満している
 トッピングは、甘めの細長いメンマと穂先メンマ細切り、大振りのバラチャーシュー1枚、のり1枚
 丼をお湯で温め、チャーシューも湯煎して出してくれる
 なお、丼の下のソーサーは、なぜか黒い四角の皿
   
 (060304)


路地裏の目立たぬ店構えですが、入口付近には、「鳴かずとも 鳴かしてみせう 不如帰」と店名の由来が書いてあるとともに、「豚清貝汁」と味の主張も張り出してあります。
店内は、L型7席。窓際に2席のテーブル1卓がありますが、物置として使用中。
天井と壁は黒く塗りつぶされ、これにカウンターとエアコンが白いアクセントとなっているという一見スナック風の造り。
スタッフは、夫婦らしき2人で、野球帽という最近流行の出で立ち。

豊臣秀吉の不如帰の句は、確か学校では「鳴かぬなら 鳴かしてみせよう 不如帰」だったような気がしますが、どうせ後生の歴史家がでっち上げたものに違いありませんから、細かいこといっても詮無いことではあります。ただし念のため書いておきますと、織田信長は「鳴かぬなら 殺してしまえ 不如帰」、徳川家康は「鳴かぬなら 鳴くまで待とう 不如帰」と詠んだという故事なんですがね。

さて、業界では、かなり評価の高いはまぐり入りトリプルスープ。
果たして、どこまで一般に浸透し、鳴かせていけるのか。