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    中華そば 蛍    

東京で醤油といえば、野田です。ま、別にキッコーマンの回し者ではありませんが。
でも、野田線という鉄道路線があるのはご存じでしょうか?
知っている方は結構少ないでしょう。乗った方はもっと少ないでしょうねえ。
野田線は、東武鉄道の路線で、大宮駅から野田市を経由して船橋駅まで34駅62.7Kmという、なかなかの長大路線です。
しかし、乗ってみると、一部は単線区間を6両編成の電車がゴトゴトと走り、廃レールを柱にしたレトロなホーム上屋も残る、昔懐かしい路線です。

で、大宮駅からそんな電車に乗って、ゴトゴトと5分ほど行くと大和田駅。
その駅からトボトボと歩いて10分ほどの畑のなかに、ポツンとあるお店がここです。

2004年2月開店
さいたま市見沼区大和田町1-1813
1100~2230
火休
大和田駅から、踏切を渡って南へ進み、マルエツ大和田店の先の信号を左へ。しばらく行くと、畑の中に見えてきます。


    つけ麺+大盛
 @700+100

 麺は、濃いというか黒い黄土色の極太ちぢれ麺で、ゴワゴワした食感
 量は、350g
 つけだれは、茶色濁のトリガラ白湯魚系しょうゆ味で、味わいも強いが、サンマ節を中心とした魚粉が相当程度入り、節系の強い香りもするもの
 量が多く、スープ割りしてもかなり塩味が強い
 酸味、辛味は少々
 トッピングは、つけだれ中に、柔らかい細切れチャーシュー、メンマ少々、ナルト千切り少々、麺の上にのり1枚
 写真左上の小丼は、白飯の上に味噌を塗り、その上に豚そぼろとネギみじんが乗っている「蛍ごはん」で、通常200円のところランチタイムは150円
   
 (060714)


純木造のおしゃれな外観は、とてもラーメン店とは思えないのですが、それもそのはず、以前は木工芸品のショップだったらしい。
引き戸を開けて中にはいると、店内もゆったりとした空間となっています。古材を利用した大梁、珪藻土塗りの壁、むくのフローリング、防護かご付きの電灯、むく材のカウンターなど、内装もぐっと落ち着いています。
しかも、壁やカウンターに、品書きや能書きや雑誌のスクラップなどのたぐいが一切貼ってない、すっきりとした景色となっています。
客席は、L字型14席、4席テーブル2卓。スタッフは4人。
キッチンも広いのですが、驚くのはキッチン上部がトップライトになっていて、すごく明るいこと。

かなり難しいといわざるを得ない立地に、これほどおしゃれで高質の空間の、しかも水準の高いラーメンを出す店が、安定的に存在しうるというのが、なんといってもナゾです(^^ゞ
かなり遠くからもファンが詰めかけるということでしょうか。これからも、さらに発展していってほしいものです。
できれば、もっと都心に支店でもあればなあ。