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     ラーメン屋 秀 (ひで)    

「ラーメン立地論」という経済理論があるとすれば、その最右翼に列せられるお店でしょうか。

赤坂駅から、KM経営の貸ビル国際新赤坂ビル東館と西館の間の道を、六本木通りに向かって進むと、右側に公園がありますが、その向かいあたりのマンションを振り仰ぐと、その1階にあります。
マンション街といえばそれまでですが、やはり「ハイブラウ」な界隈です。

    博多つけめん
 @800

 麺は、ごく薄い茶色で、茶色の斑点がある極細麺
 ひきぐるみの更科系蕎麦のような見栄えで、食感も似ている
 ザルも蕎麦そのものなので、仮に麺だけ出されたら絶対に蕎麦と間違うにちがいない
 つけダレは、強いトロミのあるとんこつ白湯系で、臭いのない本格的な博多系
 かなり厚い脂の膜が浮いているため、麺を浸ける前にかき混ぜておかないとたれの味はしない
 トッピングは、つけダレに小ぶりのチャーシュー2枚、ザルにシラガネギと青じそみじん
味玉半分が別皿で供される
   

大きなガラス窓と、下地そのままのブルータリズムの内装の店は、一見おしゃれなヘアサロン風です。場所柄も考えると、以前はそうだったに違いありません、たぶん。
しかも、BGMはボサノバ。
なんだか、このお値段の高さも、ここじゃしょうがないか、と思わせてしまいます。

しかし、実はこのお店は、博多でいくつかのラーメン店を展開している人が東京進出したもののようです。
博多じゃ、ラーメンやうろん、じゃなかったうどん、は安いおやつだったはず。ちょっと、高すぎのような気もしてきます。

なお、麺を食べ終わった後に、ついスープ割りを頼んでしまいますが、それはやっていないとのこと。それも博多らしさといえばそれまでなんですが、「らぁめん英」のつけめんならやってくれるんですけどねぇ。今後に期待しましょう。