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     麺屋はつがい(朝霞)    

頃は平城京の奈良時代。
当時朝鮮半島から渡ってきた渡来人は関東平野に移封され、その統治のため現在の埼玉県朝霞市から練馬区にかけて新羅郡が置かれた。当初は「しらぎ」郡と読んだが、後に「にいくらぐん」と読まれ、その結果字の方が逆に「新倉郡」と書かれるようになり、その後「新座郡」とも書かれるようになった。郡役所は和光市付近にあったらしい。さらに今度は字にあわせて、「にいざ」とか「しんざ」とも読み替えられたらしい。

その新座郡は名称としては失われてしまうのですが、昭和30年旧町村合併により新たに新座町(にいざ)が誕生し、その後今の新座市に引き継がれるのです。
こうした歴史のある地域にあって、旧新羅郡の北の端あたりにあるのが朝霞市です。

が、いまや副都心線にも直通で行けるベッドタウンであり、残念ながら朝鮮文化は残ってはいません、たぶん。
また、朝霞という名称は東京から移転してきた「東京ゴルフ倶楽部」の総裁であった「朝香宮」に由来するそうで、新座とは関係ありません。

ということで、歴史は古いが実態は新しいということでしょうかね。

東京ゴルフ倶楽部は第2次大戦時に陸軍予科士官学校に替わり、その後米軍に接収されてキャンプドレイクとなり、うちサウスドレイクは返還されて現在自衛隊駐屯地となっています。市役所に隣接するノースドレイク跡地は未利用地となっています。

2007年1月開店
1130-1530、1700-2200(土日祝は通し)、無休
朝霞市本町2-19-12
朝霞駅南口を出て、線路沿いの通りを北進。途中にある世にも珍しい馬蹄形の陸橋を過ぎると、道路は線路から離れていきますがそのまま道なりに進みます。左側に出雲大社の分祀社がありますので、おひとりさまの方はちょっとお参りなぞして、さらに進みますと、左側に見えてきます。
マンションの1階。


    つけ麺(中盛り)+穂付きメンマ
@730+100
 麺は、透明感のあるベージュ色の極太直緬で、コシはないがモッチリ、ネットリした食感とツルツルの舌触りが好ましい
 ツルツルすぎてつけだれの持ち上げがあまりよくない
 量は300gで自家製、並盛り200gも同料金
 つけだれは、薄茶色強濁のとんこつ魚介しょうゆ味で、トロミはあるが味付けは薄めで軽い
 食材が不明だがなにか独特の味が感じられる。
 トッピングは、拍子木に切られたバラチャーシュー少々、半熟味玉1/2、小ナルト1枚
 追加トッピングの穂付きメンマは、いわゆる穂先メンマとは異なり長い白めのメンマでやわらかく量も多くコストパフォーマンスが高い
 スープ割り用スープは、ポットに入って先に運ばれるもので、和風昆布だし

   
(料金・メニューは取材時のものです 091019)


店内は広く、テーブル席中心。
ベビーカーも歓迎とのことですから、地域に密着した店舗づくりがされているようです。
お店の隣に製麺機2台が置かれた「はつがい朝霞製麺所」があり、この記事の訪問時にもせっせと製麺中でした。この製麺所から、本店を含めて3つある店舗に供給しているようです。

今後も地域のみなさんに愛されるお店として長く発展し、地域の歴史(^^)を作り上げていってほしいものです。