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    福寿 (ふくじゅ)    

「Always 三丁目の夕日」で涙したあなたにピッタリのお店です。

ラーメン家族の食べ歩きサイト「どんぶり一杯の幸せ」には「本来ラーメン屋とはこうあるべきなのかもしれない。背伸びせず淡々と一杯一杯のラーメンを作る。」とあります。けだし、名言です。

昭和二十六年(と書きたくなります)開店
渋谷区笹塚3-19-1(まさに3丁目ですね)
1330-2000
火休
笹塚駅から甲州街道を渡って、肉屋、魚屋、八百屋などが威勢の良い掛け声をあげている十号通り商店街を抜け、水道道路を渡ると十号坂商店街。その商店街の坂を1街区下りた先、比較的広い道との交差点角にあります。


    上五目ラーメン
 @770

 麺は、黄色の低加水極細ちぢれ麺で、茹でが浅くぼそぼそとした食感
 大きな中華鍋で麺茹でを行っているが、茹で湯の替え方が少ないためであろうかで、ややかん水の臭いが残るのが残念
 量は180g程度
 スープは濃い茶色透明なとんこつ魚介系しょうゆ味で、豚と煮干しの香りが強く感じられる
 スープの方は大きな羽釜でつくられています
 丼のデザインとも相まって、いわゆる中華そば風に見えるが・・・他にいい表現が思いつかず、まさに中華そばとしか言いようがない
 トッピングは、調理後ちょっと時間が経っているようなモモチャーシュー6枚、半熟ゆで玉子1/2、キャベツとモヤシの炒め少々、椎茸甘露煮削ぎ切り3枚、小松菜少々、小ぶりのナルト1枚
   
 (051005)


建物も昔懐かしい中華屋風で、赤く中華そばと大書されたのれんをかき
分けて店内にはいると、さらにひなびた内装が一層雰囲気をもり立てています。しかし汚いということでは決してなく、隅々まで掃除が行き届き磨き込まれていて、すがすがしさと清潔感があふれています。

L型カウンター11席と4客テーブル3卓は、いずれもデコラ張りですが、これもところどころすり切れているところが、時代を感じさせます。しかも、なんだかすこ~し傾いているような・・・
このテーブルで、近所に住んでいるらしいおばあちゃんが、ゆっくりラーメンを楽しんでいたりします。

お店も味わいも、ホント昔のままなのでしょう。
開店後すでに50年を超えていますが、これからもこのお店と味わいを変えずに、後生に伝えていってほしいと思います。ただし、茹で湯はどんどん替えてほしいんですけどね(^^)