ホーム お店案内 タウンマップ 探検記 編集後記

    ラーメン専科 しま坂    

わが国の最高学府である大学というのは、アチャラの国ではだいたいユニバーシティという複数の学問の府の集合体を指すらしい。そして、個々の学問の府をカレッジと呼ぶわけです。って、もちろんアチャラの国の学問の府に入ったことはありません。
あ、いやUCLAには入ったことがあります。で、売店でUCLAロゴ入りのTシャツを買ってきました。つまり観光で入ったんですけどね(^^)

それはともかく、わが国もカレッジが集まってユニバーシティを構成しているかというと、そんなことはありません。
大学のほとんどは複数の学部、学系などを持つ(それぞれが個々に独立しているわけではありませんが)という意味でユニバーシティに当たります。一方これとは別に、教育大学や医科大学など1学部しかない大学があるのです。これを「単科大学」と称することもあります。アチャラで言うところのカレッジに近いものですな。
そして、国立大学法人の中で都内にある工業系のカレッジといえば、まずは東京工業大学でしょう。もっとも、東工大はTITと自称しています。カレッジじゃなく、MITのI、つまりインスティテュートだよ、と言っているわけです。

と、前置きが長くなりましたが、そのインスティテュートの城下町大岡山にあるのがこのお店です。ただし、このお店は「単科」じゃなくて「専科」ですが・・・

大田区北千束1-59-8
1200~14001800~2200
無休
大岡山駅を出て北に進み最初の角を曲がって2つめを右へ。住宅街の中の細い道ですが、少し進むと北本通り商店街になり、さらにこの商店街がとぎれるあたり右側にあります。


    ラーメン+チャーシュー増し+ちまき
 @800円+200円+100円
 麺は、黄白色の低加水ややちぢれ細麺で、量が多い割りに柔らかいゆで上がりのため途中でだれてくる
 麺の量は200g程度
 スープは、茶色強濁のとんこつトリガラ魚系しょうゆ味で、節の匂いは弱いものの、無化調にしては十分濃厚な味わいを醸し出している
 しかし、スープが強力なぶん、弱めの麺とのバランスに欠けている印象だ
 トッピングは、柔らかだが歯応えも残る大ぶり厚めの肩バラチャーシュー4枚、メンマ少々、のり2枚、白髪ネギ少々
 店主から「今日のチャーシューはできが良く大きいですよ」とのお言葉付き
 白髪ネギの残りの芯の部分は刻んで、薬味として別皿で供される
 写真右のちまきは、このお店おすすめで、鶏肉入りもち米たっぷりの手作りで、ふんわりした味わいは秀逸で、値段を考慮しなくてもかなりのハイレベル
   
 (060917)


店内はゆったりとしており、L字型10席。
スタッフは、店主とバイトらしき女性1人。
内装は、新しくはありませんが、木を多用したイマ風の造りで、明るく、清潔に保たれています。

無化調や素材、手作り感など、店主のこだわりが随所に感じられます。特に、メインメニューはラーメンのみというところが好印象です。時々は、特殊なメニューも出すようですが。
こうした味わいにひかれて、近所の家族連れにももてもてのようです。

麺をもう少し強くするなど、さらなる進化にも期待したいものです。