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つけ麺専門店 無極 | |||||
ラーメンの長~い歴史の中で、最近(といって良いと思うのですが)濃厚な味わいのラーメンが出てきたのは、トンコツ味が世の中に定着してからではないか。そのルーツとなるのはたぶん「桂花」の東京進出であろうかと推測します。 その後、いろいろな紆余曲折はあれどざっくりといえば、そのトンコツ味が、トンコツしょうゆ味になり、さらに豚骨魚介味となっていく、いわば旨みの横への拡大という大きな流れができてきたのではないでしょうか。日本人のベロは、旨みの世界を深く指向しているのです。 その大きな流れに対し、ひたすら味の濃さを追求して濃厚さを実現しようという流れもあります。新潟や札幌などがその流れのひとつであろうかと思います。 そして、トンコツ味、横へと広がるのではなく縦にどんどん掘っていく流れもあります。 そうした流れはもちろん各所にありますが、関西で縦に掘って掘って掘りまくったのが「無鉄砲」です。 その「無鉄砲」のつけ麺専門店「無鉄砲つけ麺 無心」の東京進出1号店が、ここです。いや、「無鉄砲」グループ?全体の東京進出1号店といってもよいのかもしれません。 2010年8月開店 1100-1800 月休 中野区丸山2-1-1 野方駅から、環七へ出て北に向かいまっすぐ。新青梅街道との交差点丸山陸橋信号を渡った角にあります。 |
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つけ麺大+肉増し @900+300 麺は、灰色がかったベージュ色の極太直麺で、ブルブルの弾力と強い噛み応え、表面はルツルしているものの時間とともにザラザラ感が増していく 量は400g、中盛300gは普通盛と同額 自家製麺で、2階が製麺所らしい つけだれは、濃茶強濁のトンコツしょうゆ味で、とろみが極めて強いが、デンプンなどでつけられたものとは違う舌触り トンコツ臭もあるがそれほど強くはなくダシ加減としてはあっさりとした味わい 丼の下の方になると、ゆずの香りがするようになる なお、大盛のため途中でつけだれが少なくなる事態に陥るが、たれを途中で足してもらうより、スープ割りを頼んで味の変化を楽しむ方が良い 割スープは、超こってり(上記のスープ素材)、こってりのほか、日替わりとして、魚ダシ(ダシ材がさらにカツオ、サンマなどの日替わり(取材日は飛魚ダシ(九州じゃアゴダシちゅうばってん)))、とりダシ、イベリコ豚ダシなど トッピングは、つけだれに細切りのバラチャーシュー少々、麺上にノリ小1枚、肉増し分は硬めの折りたたんだ形の炙りバラチャーシュー3枚でリーズナブル、これも関西らしく、超薄切のモモチャーシュー3枚 自由にとれるトッピングとして激辛高菜、ニンニクしょうゆ漬け、紅ショウガ、すりゴマ、魚粉(これも日替わり)、タレ(はトッピングじゃないが) 箸も、リサイクルのプラスチック箸、割り箸が置いてあり、選択可能 ということで、CS満載のカウンターとなっている |
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(料金・メニューは取材時のものです 100915) | |||||
店内は、Jの字型カウンター9席、壁向きI字型カウンター2席、スタッフは4人。 店長は女性。 ホール担当の女性は、目元濃いめの化粧が際立つラテン系らしき女性で、「スープ割はいかがですかあ」「冷めたつけだれは温めますよお」と元気に声をかけるサービスぶり。 店の規模や立地などなかなか大変そうですが、東京における濃厚つけ麺の拠点として成長してほしいものです。 |
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